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ビットコインは2024年末までに1500万円!?スタンダードチャータード銀行が予想

スタンダードチャータード銀行が、2023年末までにビットコインの価格が5万ドル(約706万円)、2024年末までには12万ドル(約1,695万円)に達する可能性を予測しました。今年の爆上げまでに、ビットコインで意気消沈してた方は多いと思います。そこで本記事では、ビットコインの価格予想とその根拠を記載していきます。

ビットコインの価格予想

4月の予測では10万ドルを予想していましたが、今回は過去の予測を上回る2万ドル引き上げました。現時点でのビットコイン価格は約3万8000ドル付近で取引されています。もちろん、ビットコイン価格は今後も上昇すると考えられていて、2024年後半までにビットコインは10万ドル(約1480万円)になると、あのスタンダード・チャータードが予測しました。

2023年にすでに140%以上高騰したので、さらなる上昇が見込まれます。グレートリセットが行われ、ゴールドや仮想通貨全般の価値が上昇したとも巷では言われています。今後、各所方面で法定通貨の価値がなくなり、世界は仮想通貨で動かされて行くと前々から言われているので、この情報を信じていた方にとっては今回のビットコインの上昇は普通の出来事だったと思います。

短期的に見ると、ある程度価格が上昇してハイエナのように群がってきたところで、上昇前の価格が、今回上昇した価格まで落ち着くと思います。次の上昇は個人的に今回の上昇までのスパンよりも短いと考えています。

スタンダード・チャータードのFXリサーチ責任者、ジェフ・ケンドリックによると、ビットコインが仮想資産の中心で、マイニング事業者が保有するトークンが増加していることが、予測の根拠として挙げられているそうです。ビットコインのシェアが予想よりも早く増加し、価格も急上昇しているとも言われています。

スポットETFの承認が早まれば、価格上昇が半減期よりも前に起こる可能性があり、10万ドル到達が2024年末までに実現するリスク。SECが承認を却下してきましたが、最近の裁判で別の見解があり、承認の可能性が高まっています。

マイナーの売却量

スタンダードチャータード銀行がマイナーとの直接対話で、マイナーが現金確保の手段として「ビットコイン売却、株式売却、借金」を選択していることを指摘しました。株価低迷と高金利から、現在はビットコイン売却が最適とされていますが、価格上昇により状況が変わると予測しています。

通貨の管理者がいない

ビットコインは日本円やアメリカドルなどの法定通貨とは違って、国や中央銀行などの管理者が存在しません。ブロックチェーンと呼ばれる技術を使って、取引の記録を分散的に管理しています。ブロックチェーンとは取引のデータをブロックという単位にまとめて、チェーンのようにつなげたものです。

このブロックチェーンはインターネットに接続されたコンピューターによって、世界中にコピーされて保存されています。なので、誰かがデータを改ざんしたり、消したりすることはできません。このブロックチェーンによって中央の管理者がいなくても、安全に取引できるのです。

P2Pでいつでも取引可能

ビットコインはP2P(ピアツーピア)という方式で、いつでも取引できます。P2Pとは、インターネット上で、個人同士が直接やりとりできる仕組みのことです。銀行やクレジットカード会社などの仲介者が不要で、自分の持っているビットコインを、相手に直接送ることができます。

そのため、取引にかかる手数料が安く済んだり時間や場所に関係なく、24時間365日取引できたりするというメリットがあります。

発行上限枚数が2,100万枚まで

ビットコインは、発行上限枚数が2,100万枚と決まっています。マイニングと呼ばれる作業によって新たに発行されます。マイニングとは、ブロックチェーンに取引の記録を追加するために、複雑な計算を行うことです。この計算に成功した人には、報酬としてビットコインが与えられます。

ただ、ビットコインの発行量は時間が経つにつれて減少していきます。そのため、いずれ2,100万枚に達すると、それ以上ビットコインは発行されなくなります。ビットコインは、発行上限枚数があることで、希少性が高く価値が上がると期待されているのです。

ビットコイン(BTC)のデメリットや問題点

マイニングによる環境負荷が懸念されている

ビットコインはブロックチェーンと呼ばれる分散型の台帳に、取引の記録を追加することで発行されます。この作業をマイニングと呼びますが、マイニングには膨大な電力が必要です。マイニングに成功した人には、報酬としてビットコインが与えられますが、その報酬は時間が経つにつれて減少していきます。そのため、マイナーはより高性能なコンピューターや機器を使って、競争に勝とうとします。こうして、マイニングに使われる電力は増加の一途をたどり、環境に与える影響も大きくなっています。

スケーラビリティ問題を抱えている

ビットコインのブロックチェーンは、約10分に1回、1メガバイト以下のブロックにまとめられた取引を追加していきます。ビットコインのネットワークが、1秒あたり約7件の取引しか処理できないことを意味します。これに対して、クレジットカードのネットワークは、1秒あたり約2万件の取引を処理できます。ビットコインの取引量が増えると、ネットワークが混雑し、取引の承認に時間がかかったり、手数料が高騰したりする問題が起こります。

51%攻撃を受ける可能性がある

ビットコインは中央の管理者がいないことがメリットでしたが、その反面、セキュリティ上のリスクもあります。マイナーと呼ばれる参加者によって維持されていますが、もしマイナーの過半数が悪意を持って協力した場合、ネットワークを乗っ取ることができます。これを51%攻撃と呼びますが、この攻撃によって取引の二重支払いや改ざんなどが可能になります 。

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